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未​完​成​タ​イ​ト​ル

by Animal c@sters

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    Purchasable with gift card

     

1.
瀬戸際ハートビート 平行線の恋の駆け引き 押してダメだって引いたって 君は溜息 偽善に満ちた 無邪気な笑顔は 恐ろしいほどに美しい 無限に広がる妄想で 浮かび上がり沈む 誰のせいで誰のために 歌う恋の歌を 哀れ散々に散りゆく淡い期待が 風に吹かれなびいてる 甘い響きに騙され打ち出した解は 君の理想には届かない 恋に怯えたまま逃げ出さぬように 鳴らせ 瀬戸際ハートビート 辻褄合わせの生き方じゃ 無理に笑ったって泣いたって 消えぬアイデンティティー 夢から覚めて現実見なよと 言われても もう後の祭り 有限に尽きゆく残存デイズ 僕なりのイズム 誰のせいで誰のために 歌う夢の歌を 踊れなんちゃってのリズムで 踏み出したステップは足がもつれ転がってる 流れにこの身任せて投げ出した賽は 僕の理想には届かない 夢に怯えたまま捨て去らぬように 示せ 存在の1、2、3! 下弦の月に照らされ 高鳴る胸のリズム 誰のせいでもない僕のために 歌うこの歌を 叫べ愛だって夢だって望みのままに 声を嗄らして赤子のように だからもっと想い悩んでカッコつけてないで 誰の思想にも染まらない 時に怯えたまま消え去らぬように 刻め 瀬戸際ハートビート
2.
無関心ガール 誰もが見惚れるほどの美人で モデル顔負けのナイススタイルだけれど 暗い暗い顔していつもそっぽ向いて黙っている 声かけても そっけない 素振り嗚呼 そりゃないぜ! 君はホント最高で完全無欠の僕のお姫様 だからもっと微笑んで 戸惑うほど麗しのレイディ 手のひらで転がして 淡い期待くらい持たせてよ 勘違いも叶わない 呆れちゃうほど 君は無関心ガール 誰かに君の良さを伝えても 外見だけは良いよね なんて言われるけれど 違う違うそうじゃない 僕は内面重視なんだって 芯の強さ 眼差し 唇 胸 たまらんぜ! あれれ? 君はいつか恋をして無我夢中のときめくお姫様 僕以外の奴じゃダメ 狂おしいほど愛しのベイベー 手のひらで踊らせて 甘い未来くらい見させてよ 勘違いで構わない 引かれちゃうほど 君に興味がある 辛い辛い胸の痛みは どうせ消えやしない 君の隣にいられる 魔法なんて存在しない 近い未来 離れて 君は僕を忘れるんでしょう? いやちょっと待って 今でさえ 覚えてないかも? そりゃないぜ! 君はホント最高で完全無欠の僕のお姫様 だからもっと微笑んで 戸惑うほど麗しのレイディ 手のひらで転がして 淡い期待くらい持たせてよ 段違いで敵わない しびれちゃうほど 君は無関心ガール
3.
流星ペダル 星が輝く夜に君と出会い小さな恋心が芽生えた  そして今夜膨らんだ想い 耐え切れず君に伝えることに 決めたんだ 静けさがやけに際立つ汗ばむ八月の夜に  君の笑い方思い出す 何度見たか数えきれない 背中にずっとのしかかる君への想い下ろしたくて  自転車のペダルを漕ぐ 約束した公園へ さっき掛けた電話の内容忘れた  君は気付いてないみたいだった  受話器越しの震える声に 星が輝く夜に君呼び出し結末のわからない賭けに出た  星に願いを僕に勇気を どうか高鳴る鼓動を沈めてくれ 今はただ想い届くように 祈るよ流れ星 明るさがやけに際立つ 公園電灯の下に 「話って何?」と切り出した君の言葉が背中押した 考えてた告白の内容忘れた   君は気付いているみたいだった 2年越しの溢れる想い 星が輝く夜に君に告げた 不器用でも素直な言葉で  星に願いを君には愛を 不安でまともに顔が見れない ごまかすように夜空見上げた  輝け流れ星 考えてた告白の結末は外れた 君の笑い方を思い出した 今僕の目の前で 溢れてるから 星が輝く夜に君がくれた「ありがとう」の言葉と温もり  星に願いを二人に幸を いつまでも絶えなく変わらぬ愛を 今はこの時が続くように  祈るよ流れ星  今はただ二人包むように 輝け流れ星
4.
夢幻メモリー 淡く漂うワインの香りが そっと二人を包む 赤いルージュもドレスも似合わない どうせアイツの為だろ わかっている ふらつき腕にすがりついて  聞かせて 部屋まで付いてきた そのワケを 愛しておくれ 愛しておくれ ひと時の気の迷いでさえ構わない 君に触れた時に 寂しそうな顔で  誰のこと思い浮かべるの 嗚呼切なくなる 絡み付いた君の香りが そっと夜の闇と混ざる 優しく首元に掛かる吐息は 熱く色が見えるくらいに甘く 瞳が悲しみで揺れる 聞かせて 口づけを避ける 言い訳を 愛しておくれ 愛しておくれ 仮初の繋がりでさえ構わない ただ寂しさを 埋める為でも 偽りの情熱をさあ混ぜ合わせよう 僕にとってこの夜は ずっと思い焦がれてきた夢なのに 君にとってこの夜は 消し去ってしまいたい過ち 幻 愛しておくれ 愛しておくれ 見え透いた愛の言葉など要らないさ 指を絡め合わせ 歌い鼓動を奏でて 偽善に満ちたその笑顔を塗りつぶして 愛しておくれ 愛しておくれ 今だけは愛しておくれよ 愛しておくれ 愛しておくれよ 君だけはこの思い出を 僕は忘れるから
5.
正義フォロワー 描いていたのは誰かとよく似た夢 ありきたりで曖昧な僕のイメージ 振り向けばそこにある平凡な日々を捨て 僕ら選んだのは 遠く遥かなるステージ 痛いほどの感情が時に心を締め付ける だけど何よりも愛しくて僕を前へと歩ませる さあ手の鳴る方へ自分が信じたその先へ 例え暗く 足元が覚束なくても やがて光が射すだろう どんな景色が待つのだろう ただ今は前へと進め 浴びせられてきたのは 激励それとも罵声 「限界」「諦め」へ 積み重なるダメージ 怖いほどの感動が 時に心を責め立てる だけど何より誇らしくて 僕を前へと歩ませる さあ手の鳴る方へ自分が信じたその先へ 泥まみれで 足元がとられるとしても やがて雨は止むだろう どんな花が咲くのだろう だから今は止まらないで 例え深く傷付いても 望んだモノじゃなくても どうかお願い 自分自身だけは裏切らないで さあ夢見た方へ 自分が信じたその先へ たとえ辛く 何気ない明日を見失っても やがて朝は来るだろう どんな自分に会えるだろう ただ今は追いかけて 描いていたのは誰かとよく似た夢 でも誰のものでも無い 大事な僕の夢
6.
寄道サイドストーリー 通学の途中にふと どこかに行きたくなって 子供の頃よく行った 2つ先の駅で降りた ファーストフードの朝セット コーヒーを飲みながら 窓の外を行き交う 人を眺めてた 名前も顔も知らない どこに行くかも知らない  あの人たちはあの人たちで 悲しいことも嬉しいことも味わってきたんだな 僕がこんなところでたった一人ぼっちで くつろいでいるなんて誰も知らないだろう 普段慣れてしまった当たり前の日々に 小さな静かな 抵抗さ 斜め奥に座っているカップルは仲がよさそうだ 向かい合えばいいのに何故か並んでイチャついている 向かい奥に座っている新聞を眺めているおじさん 広げて読めばいいのに何故か四つ折りにしている 名前も顔も知らない 僕の事など知らない  あの人たちはあの人たちで 悲しいことも嬉しいことも味わっていくんだな 僕がこんなところでたった一人ぼっちで くつろいでいるなんて誰も知らないだろう 普段慣れてしまった当たり前の日々に 小さな静かな 抵抗さ 少し冷めて苦くなった コーヒーをぐっと飲み干し 当たり前の日々に戻ることにした

about

日本のロックバンドAnimal c@stersのフリーミニアルバム

ポッドキャスト番組「アニマルミュージックRADIO」の「未完成タイトル」というコーナーにて募集した楽曲タイトルなどからインスピレーションを受けた6曲を収録。

credits

released January 14, 2019

Animal c@sters

Vocal. Guitar. パンダ・ケンイチ
Dr. Program. HARU
Bass. ていおう
Guitar. はんばーぐ

license

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